● ダムド・ファイル ＳＰ あらすじ

鷹取隆（野村宏伸）と妻の美沙子（南野陽子）は、ブランコ事故で５歳の息子・繁を亡くした。小学校に通う兄の明は、自分の不注意で弟を死なせてしまったと思っていた。最愛の息子を失ったショックから立ち直れない美沙子は、隆の実家の墓に納骨するのを嫌がり、二年が経った今も繁の骨壷を寝室に置いていた。そして、仕事で忙しい隆との関係も冷めきっていた。

名古屋に転勤したばかりの隆は、長野に住む末期がんの叔父・秀二（下川辰平）を見舞った。繁を失った美沙子のことを気づかう秀二は、隆に誰にも話したことのない不思議な体験を語り始めた。３０年前に息子の幸一を亡くし、悲しみの中にあった秀二が、旧伊勢神トンネルへ赴いたというのである。「そのトンネルに行けば、死んだ者に会えるという噂だった・・・」車でトンネルへやって来た秀二は、死んだはずの息子と再会する。しかし、そこで見たのは、獣のような叫び声をあげる変わり果てた息子の姿だった。秀二は必死の思いで逃げ帰ったのだという。

程なくして秀二は亡くなった。隆は、繁の納骨を決心した美沙子と明を連れて葬儀に参列した。そして、名古屋への帰り道、美沙子が運転する車は、カーナビの案内に導かれて見覚えのないところに迷い込んでしまう。そこは、旧伊勢神トンネルの入り口だった......

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●ダムド・ファイル」ＳＰ版 相關報導

2003.10.8

ミステリードラマ「あのトンネル」再び
「ダムド・ファイル」ＳＰ版、１７日メ～テレで放送
　メ～テレが制作、東海エリアの噂（うわさ）話や事実を元にしたオリジナルミステリードラマシリーズ「ダムド・ファイル」のスペシャル版「あのトンネル」が、１７日午後１１時１７分から放送される。

　愛知県の心霊スポットとして有名な足助町の「伊勢神トンネル」が舞台。主演の野村宏伸（３８）が、名古屋を訪れ、撮影秘話や見どころなどを語った。

　９月の中旬に丸々５日間をかけて、伊勢神トンネルでのロケを行った野村は「撮影の最後の日、ザーッと寒気してきて、肩がズシーンと重くなった。１週間ほどで体重が７キロも減ってしまって…。マジでガンかなと思って、病院に行ったほど。こんな経験は役者生活の中で初めて。“場所”の持つエネルギーというものを実感した」と振り返った。

　物語は、事故で息子を亡くした父親（野村）が、「伊勢神トンネルに行けば死んだ者に会える」という噂を聞く。トンネルへ出向いた父親は死んだはずの息子と再会。しかし、そこにいたのは、獣のような叫び声を上げる小さな子どもだったのだが…。

　７月にスタートした「ダムド・ファイル」で、第２話に登場した「伊勢神トンネル」。同作品を監督した万田邦敏さんが、同所を気に入り、ぜひスペシャル版で舞台に使いたいと熱望。３０分の通常版から今回は９０分の特別ドラマに。

　野村は「完成した作品を見て、まるで映画だと思った。出演者も抑えた演技で、細かい心理描写を求められたし、物語も、これまでのドラマにないような衝撃的な結末になっているし。ぜひ、多くの人に見てほしいです」と“体を張った”作品をＰＲした。

　共演は、南野陽子、下川辰平。

http://chuspo.chunichi.co.jp/00/hou/20031008/spon____hou_____006.shtml

http://chuspo.chunichi.co.jp/00/hou/20031008/spon____hou_____006.shtml